2017年 09月 19日
蛾のフカフカの毛
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台風の前にナンキンハゼを剪定していたとき、オクタゴン柵のコナラの木の下にヤママユガが落ちていた。
そこに意識的にじっとしているのか、ただ落ちているのか、どちらなのかまったく動かないのでわからなかった。
見れば見る程、ヤママユガの毛はフカフカで、とっても柔らかな毛皮のようだ。
私がヤママユガくらい小さかったら、この繊細な毛の上に寝そべりたくなるくらい心地良さそうに見える。
思わず近くにあった草の茎でその毛皮に触れてみた。
すると「ゲっ!!」
ほんの少し触れるか触れないかの力で触れただけなのに、蛾の毛皮に触れた先端にゴッソリ毛がついてしまった。
触れた箇所だけ滑らかだった毛並みが乱れてしまった。
私が触れて剥げた箇所↑
なんとまぁ。毛皮のようで毛皮じゃない。
蛾の毛と翅はしっかりと固定されている訳ではないのだ。
ドクガやチャドクガの説明を読んだときに、毛虫の毛はもちろん、蛹のマユにも毛虫のときの毒毛をまとって毒防御。
そして成虫の毛も毛虫時の毒毛と同じ毒性で、成虫が産んだ卵にも成虫の毒毛をまとわせ独防御されているのでとにかく全部に触ってはならないとあった気がする。
蛾の毛は簡単にボサボサ剥がれるものだった。
このヤママユガは全く動かず瀕死のように見えたが毛並みは完璧だったから、きっと羽化したてだったのだと思う。
私が家に入って窓の外を見たら、ちょうどハタハタと飛び立ってコナラの葉にとまった。
by fjefje
| 2017-09-19 13:35
| 自然 生き物
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